第一期搭乗者の決定
2024年度に提供予定の第一期フライト枠、全枠の搭乗者を決定いたしました。
搭乗者の皆様を対象に2024年2月中旬に合同オリエンテーションを実施後、
7月以降、順次、宇宙遊覧フライトの提供を予定しております。
宇宙。
人類にとっての未知。
そこに触れる経験は、
考え方を、生き方を、未来をも
確実に変えるはずだから。
宇宙への旅を、
すべての人に開かれたものにすること。
特別な訓練や経済力を必要とせずに、
誰もが宇宙の感動を
分かち合えるようにすること。
それが、私たちの使命。
答えは、気球。.
私たちは、
最新テクノロジーを活用した特殊バルーンで、
宇宙への旅を安全かつ低コストに実現する。
さまざまなパートナーとの共創によって、
その可能性を広げてゆく。
「週末、宇宙行く?」
そんなことが言い合える世界を、
実現するために。
私たちは、
共に宇宙を拓く仲間を募集しています。
これまでの宇宙への旅は、資金力のある人や
厳しい訓練を突破した限られた人だけが行ける
閉じたものになっています。
本プロジェクトは、宇宙の体験を民主化するプロジェクト。
“Near Spaceからの宇宙遊覧”に必要なガス気球、気密キャビン、
各種装置を設計・開発・製造している
株式会社岩谷技研のテクノロジーを中心に、
様々な業種のパートナー企業様との共創によって、
宇宙の感動を人類すべてに開かれたものにしていくことを目指しています。
開発からサービスインまで、企業様と協力連携しながら、
宇宙への旅を世界に届けます。
パートナーの皆様には、
宇宙遊覧体験全体の体験価値を高める
開発メンバーとしてプロジェクト参画いただきます。
宇宙体験の普及により、
宇宙を「誰もが挑戦できるフロンティア」へと開き、
様々な企業が体験やサービスを提供する
新しい市場を創出します。
高度25-30kmの”Near Sapce”からの宇宙遊覧を、
世界に先駆けて実現する株式会社岩谷技研の技術と体験の一部をご紹介いたします。
宇宙遊覧で到達する高度25000mは真空・低温・無酸素。
地球軌道や月面の環境とは厳密には微小な差がありますが、
人間にとっては宇宙とほぼ同じ環境であり、
キャビンには宇宙船と同様の機能が求められます。
安全で快適な宇宙遊覧を可能にする、
岩谷技研のキャビン”T-10 Earther”には、
骨格設計や機密構造に数々の特許技術が使用されており、
機内の気圧変化は旅客機より小さく、
飛行時の振動や揺れは新幹線より小さなものに。
そして、大きな温度変化もありません。
また、宇宙船としては極めて大きな
直径150cmのドーム型窓を備え、
壮大な宇宙の姿を遊覧することができます。
日本の技術で夢と希望が詰まった宇宙遊覧を提供します。
※T-10 Eartherは、特別販売も予定しております。
詳しくは「第一期ご搭乗者募集サイト」をご覧ください。
岩谷技研では宇宙遊覧気球に関する特許を包括的に取得しており、
国際的な特許取得も進めるなど、世界でも先進的な独自技術を開発しています。
出願番号 |
特許番号 |
発明の名称 |
概要 |
---|---|---|---|
特願2021-042616号 | 特許第6932408号 | 気球用のキャビン | キャビンが宇宙環境に耐えるための構造 |
特願2021-046076号 | 特許第7118467号 | 被写体を撮影するための撮影方法、撮影用容器及び支持体 | 宇宙環境で高精細な映像撮影を可能にする技術 |
特願2021-131117号 | 特許第7013059号 | 気球用のキャビン | 内骨格型キャビン構造 |
特願2021-131118号 | 特許第7007005号 | 気球用のキャビン | 気密キャビン内外の動力伝達技術 |
特願2021-131119号 | 特許第6994795号 | 落下する飛翔物の着水時の衝撃を緩和するためのパラシュート | 海上に安全に着水する技術 |
特願2021-150497号 | 特許第6966826号 | 気球 | ガス気球コントロールに関する包括的技術 |
特願2021-153604号 | 特許第7031920号 | 飛翔体用容器 | キャビン内温度を一定に保つ技術 |
特願2021-153605号 | 特許第7071770号 | 飛翔体用容器 | キャビン内の結露を集中させ窓の曇り等を防ぐ技術 |
特願2021-153606号 | 特許第7071771号 | 飛翔体用容器 | 特殊な窓圧力差と曇りを防ぐ技術 |
特願2022-064653号 | 特許第7153408号 | 気嚢強制排気機構を備える飛翔体 | 緊急時に気球をパラシュートとする技術 |
特願2022-070416号 | 特許第7177562号 | 飛翔体用部材、飛翔体、及び、それらの製造方法 | 重たい重量物を気球に取り付けする技術 |
特願2022-113321号 | 出願中 | 補修用部材 | キャビン補修に関する特許 |
特願2022-118828号 | 特許第7164261号 | 飛翔体 | 気球取付の機器等を自由に組替可能にする技術 |
特願2022-150652号 | 出願中 | 気球 | 気球の天頂に取り付けられる部品の構造 |
特願2022-155320号 | 出願中 | 飛翔体用容器 | 多重の窓構造窓によって真空・結露を防ぐ技術 |
特願2022-163906号 | 出願中 | キャビン内吊シート | キャビンへの搭乗者の座席取付け手法 |
特願2022-155322号 | 出願中 | 軽量ガス回収方法 | ヘリウムガス再利用に関する技術 |
特願2022-176554号 | 出願中 | 水平ロードテープ | 気球にかかる荷重分散に関する技術 |
気球は普段の乗り物と同じくらい高い安全性をもった乗り物です。
100回運航して、一度も事故を起こさない確率※は、
ロケットで4.8%、自動車で99.999%、気球は99.9992%。
安全に宇宙と地球を眺めるなら、気球が最適な手段といえます。
岩谷技研の宇宙遊覧気球は、さらに安全性を高めるために
4重の安全装置を実装しています。
また、サービスインに向けて、
有人フライトによる実証試験を繰り返し、
第三者機関の評価試験も実施してまいります。
ぜひ、今後の情報発信にご期待ください。
※NASA ・ロシアの過去データ及び警視庁統計、
NTSB Accidents and Accident Rate by NTSB Classification 1998-2007 より
2022年冬 低高度有人飛翔実験
2023年秋 有人飛翔による成層圏到達
2023年度内のサービス提供開始予定
国内最多の打ち上げ成功実績
ガスの浮力で上昇するため、
急な墜落や大破の危険性がない構造。
重篤事故率※4(%) | 100回利用時 重篤事故率(%) |
|
---|---|---|
ロケット※1
|
3 | 95.2 |
バイク※2
|
0.0001 | 0.01 |
自動車※2
|
0.00002 | 0.002 |
飛行機※3
|
0.00001 | 0.001 |
気球※3
|
0.000008 | 0.0008 |
※1 NASA・ロシアの過去データより
※2 警視庁統計より自動車年間死亡率0.0032% バイク年間死亡率0.01% より年間利用回数を自動車300・バイク100として算出
※3 NTSB Accidents and Accident Rates by NTSBClassification 1998 – 2007 飛行機年間死亡率0.00041% 気球0.00000081% 年間利用回数飛行機20・気球10として算出
※4 搭乗者が生還できない事故の発生確率
圧倒的な技術力と確かなマイルストーン。
・大学機関・宇宙機関への技術供与
・高高度飛翔ガイドラインの作成
月に数回以上の打上実験の実施する、
確かな実証を基本とする技術開発。
“宇宙ステーションから見る景色と変わらない。”
(宇宙飛行士)
高高度気球から見える宇宙の光景に対して。
球面の地球と宇宙の星々が目の前に広がる
“Near Space”を飛翔する圧倒的な宇宙遊覧体験。
気球で行くから誰でもいける。
さらにエコロジー。
価格 | 滞空時間 | 安全性 | 飛行訓練 | |
---|---|---|---|---|
高高度気球 |
★★★★★100万円台
|
★★★★☆4時間
|
★★★★★墜落しない方式
|
★★★★★制限なし
|
ロケット (低軌道) |
☆☆☆☆☆50億円
|
★★★★★1週間
|
☆☆☆☆☆重篤事故率3%
|
☆☆☆☆☆極めて厳しい制限
|
ロケット (弾道飛行) |
★☆☆☆☆5000万円
|
★☆☆☆☆20秒
|
☆☆☆☆☆重篤事故率3%
|
★☆☆☆☆厳しい制限
|
※1 NASA・ロシアの過去データより
※2 警視庁統計より
※3 NTSB Accidents and Accident Rates by NTSB Classification 1998 – 2007
高高度気球の宇宙利用が手軽になることで
地球観測や災害利用、
ネットワークの中継地としての利用など
新たな宇宙開発の足がかりに。
・高高度から軌道高度へと
安全・低コストな連携を実現
・シャトル・衛星に代わる
新たな手段としての活用を実現
2024年度に提供予定の第一期フライト枠、全枠の搭乗者を決定いたしました。
搭乗者の皆様を対象に2024年2月中旬に合同オリエンテーションを実施後、
7月以降、順次、宇宙遊覧フライトの提供を予定しております。
今後の宇宙遊覧の拡大に伴い、岩谷技研では高高度気球の開発と
パイロット任務を担う社員を募集しています。
詳しくは岩谷技研WEBサイトからお問い合わせください。
OPEN UNIVERSE PROJECTへの企業様のご参画、各種お問い合わせは、
右記のメールアドレスよりご連絡ください。
https://iwaya.biz/